○基本的なことから


   最近ではカフェスタイルの中国茶サロンや中国茶ショップが増えてきましたね。
   お茶好きの私としてはありがたい気持ちなのですが、
   やはりお茶というものは楽しむべきものでしょう。
   もちろん、お茶の作法や礼儀は昔からあるのですが、
   元々「会話を楽しみながら、お茶をすすり、お茶菓子を食べる」ことから作法は生まれました。
   お作法がわからなかったとしても、片意地張らず流れに任せて楽しめばいいのだと、私は思います。
   そのおせっかい焼きでお話がだいすきな人間性を取り込んだ中国の文化が作法には反映されているのですから、
   まずはお茶を楽しむことからはじめてください

   礼儀やお作法はそれからです。
   自分の好きなお茶を見つけてそれを存分に堪能することが大切なんだと思いますよ。


  ○最近では


   通信販売でも茶葉や茶器って売られています。
   結構便利なんで私も使わせていただいているんですよ。
   巷で有名な「ブルックス」でちょくちょくコーヒーを買っていたんですが、
   コーヒーを注文したことから発展して、茶葉も買ってみようということで
   茶葉を購入してみたんです。
   日常で使えそうな茶器と茶葉3種2袋ずつで1980円でした。
   意外にも味はよく、通信販売侮りが足し!と認識しましたよ。φ(。_。*)メモメモ

    これがその商品です。結構充実してるのに驚きでした。


  ○お茶の分布地域



   中国茶と一言で言っても、数限りないほどの種類があり、
   地方によってよく飲まれるお茶にも大きな変化が出てきます。


   私もはじめは「中国人全員がウーロン茶を飲んでいるんだ!」という
   思いがあったのですが、それは大きな間違いだったとわかりました。
   皆様のなかでも、似たようなことを思ったことはないでしょうか?
   なんと、中国茶の約80%は緑茶が占めているんですよ!?


   地域的な分布でいいますと、一般的に以下のようになります。

   山東省や北京などの華北域では「花茶(hua cha)」/ジャスミン茶がよく飲まれます。
   福建省や広東省などの華南域、台湾では「烏龍茶(wulong cha)」が比較的よく飲まれます。
   ですが、華南域でも杭州や蘇州・上海などに行ってみると「緑茶(lu cha)」が大勢で、
   華南域以外でも緑茶を飲む地域は中国全体でかなり多いのです。

   ちょっと変わったところを見てみると、
   内蒙古自治区やチベット・雲南省では「磚茶(zhuan cha)」という
   「紅茶(hong cha)」や「緑茶」の粉末をレンガのように固めたお茶を削って飲むそうです。

   教授から聞いた話なのですが、
   チベットに行った際に飲んだことがあるそうです。
   あちらは非常に乾燥した気候であるため、体の乾燥を防ぐために
   そのお茶の中に大量のバターを入れて飲むそうです。


  ○お茶の簡単な歴史(うんちく?)


   中国には古代から伝説が数多くあります。
   「神農」という神様(皇帝)をご存知でしょうか?
   「三皇」のひとりで農業や薬草(漢方)の神様であるといわれ、
   台湾に行った際には、お茶屋さんや薬屋さんに髭を蓄えたご老人(神農のこと)の人形が置かれていました。
   伝説の中で「神農」は数々の植物を食べ歩き、毒にあたりながらもその知識を後世の人間たちに教えたとあります。

   彼は伝説上の人物なので、彼がその知識を後世に伝えたとは信じがたいのですが、
   実際には宋代に『農業全書』が編纂され、その高度な内容からは
   長年培ってきた中国の歴史や人間の努力の姿が窺えます。

   お茶ももちろんその中に記載されているのですが、
   古代ではお茶は貴重な薬として扱われていたようです。

   吉川英二の『三国志』の冒頭部にも劉備が母を思い、
   自分の持っている剣の玉を売ってまでお茶を買うシーンがあります。
   それだけ当時は貴重だったのですね。

   唐代以降になるとお茶は急速に普及していきます。
   詩にも詠われることも度々で、人々の楽しみのひとつへと変化していきます。

   シルクロード貿易でもお茶は交易の対象であり、
   それはヨーロッパ諸国へと伝播していきます。

   日本にも、鎌倉時代・僧侶の栄西(臨済宗の開祖)が「喫茶養生記」を伝えました。
   これをきっかけに、お茶を飲む習慣が広がっていくことになったことは有名な話です。


  ○なぜ「聞茶」?


   なぜ「聞茶」と書くのか?って質問されたことがあります。
   答えは簡単です!!

   中国語で「匂いを嗅ぐ・香る」という動詞を「聞」と書くためです。
   中国人の感受性が生み出した言葉といえるでしょう。(^^♪